第1章 ～初夜の声は、さらすもの。～

おじい様は、あろうことか
私の両脚を開いてしまった。

下着をつけていないソコは
私の…孝一さんに捧げる…
大切な、秘密の場所。

「おお、なんと美しくいやらしい眺め…
処女のオメコは神秘に満ちておる。」

「やめて、おじい様、やめて下さい！」

大きな声を出したつもりなのに
蚊の鳴くような小さな声しか出ない。

お義母様が言う。

「私の初夜が懐かしいですわ。
お義父様、あの時も
今と同じことおっしゃいましたもの。」

「あの時はまだ絶倫じゃったがの…
さあはるかさん、この後のために
しっかりほぐしておいてやろうの。」

みんなが見ている。
その前で、
まだ誰にも許したいことのない所に

おじい様の、
節くれだった指が押し込まれて行く。

「ゃ…痛い、痛いです、やめてください！」

「ほう、これはなかなか締まりのいい…
指一本で悲鳴を上げるくらいじゃから。
おい、
今夜は相当、いい血紋が取れそうじゃ。」

血紋、って？
質問したいけど、
痛さが勝ってそんな余裕がない。

「うちの家系は、ワシを始め
みんな巨根じゃからなぁ。
しっかりほぐしてやらにゃ。
どれ、もう一本。」

指一本だけでも泣きたいというのに
おじい様はさらにもう一本、入れてきた。

「いや、いや、痛い、痛いです！」

「最初はみんなそうじゃ。それが処女。
なんぼでも声、出したらええ。
その声が、ホレ、濃い精液を作るからの。」

見ると、
お義父様も、孝一さんも、弟たちも、
みんな浴衣の前が膨らんでいる。

まさか、
まさか、

さっき孝一さんが言った
“精を受け続ける”っていう
言葉の意味って…

「孝一さん、助けて！私、孝一さんと…」

おだやかな顔の孝一さんが言う。

「はるか、早く済ませてもらおうね。
でないと、
いつまでたっても僕と繋がれないよ？
君は、うちの家族で、僕の妻、だろ？」

…これが、私の役目、なの？

私の中をグニグニと動いていた
おじい様の指が
ポロンと抜ける。

「すこーし、濡れてきたようじゃ。
そろそろ、貫通させてあげなされ。」

残念そうに指を舐めながら
おじい様は自分の浴衣の前を閉じ、
おばあ様の隣に座った。

やっと、孝一さんと…
見られながらなんて信じられないけど
この際、従うしかない。

早く、早く、孝一さんのモノのにして！