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誰得?俺得!!短編集
第3章 【倉持洋一】Realize
いつから彼のことを見ていたかなんて、もう覚えていない。
気が付くといつも彼の姿を探していて、見つけた途端に自然と目で追ってしまう。
これがどんな感情から来るものなのか……、考えるよりも先に理解した。
私は、彼のことが好きなのだと……。
＊
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