第9章 Loved one〜政宗ルート
それから飛鳥のあの言葉を気にしつつも、城へと飛鳥を送り届ける
部屋の前に着き飛鳥は
「政宗、今日はありがとう。すごく楽しかった!」
ふにゃっと笑ってお礼を言う
頭を撫でながら
『気晴らしになる程度で作ってくれる位でいいから。急ぎでもないし、ゆっくりな』
頬を染め頷く飛鳥と別れ御殿へ戻る
ふと城下の簪を思い出す
(あの簪見たときの飛鳥の顔キラキラしてたな)
踵を返し城下に戻った
穏やかに数日過ごしてると、軍議が開かれる
飛鳥も末席に座り話を聞く
『大したことではないが、潰しておいたほうがいい。政宗、家康直ちに迎え』
信長が告げると
『『はっ』』
その時飛鳥の顔が不安に満ちるように政宗には見えた
信長が大したことではないと言うのだ
政宗はあまり心配もせず支度をする為に御殿へ戻った