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【イケメン戦国】誘惑の華

第36章 生涯共に…〜政宗〜




『飛鳥遅くなった、すまねぇ』

思った以上に時間がかかり急いで部屋に戻ると、成実とお茶を飲みながら話している飛鳥

「お帰り!お疲れ様!」

ニコニコして駆け寄る飛鳥の頭をワシャっと撫でると

『あぁ…本当だな』

成実が納得した様に言う

『?なんの事だ?』

クスクス笑いながら飛鳥と成実は目を合わして

『飛鳥に言われたんだよ。俺と政宗は似てるって。』

「うん。そうやって頭撫でくれる所も、撫で方も。」

全く自覚がなかったが、確かに従兄弟。
似ててもおかしくはない。

飛鳥の隣に座り一息付くと、成実が団子を出してくる

「お団子!皆んなで食べようと思って、今日成実さんと買ってきたの!小十郎さんも呼んで食べよう!」

『じゃぁ小十郎呼んでくるな』

成実が小十郎を呼びに部屋を出て行く

『飛鳥…』

呼ばれて見上げる飛鳥を腕の中に抱き締める

「政宗?疲れちゃった?大丈夫?」
心配そうに見つめる飛鳥

『あぁ…飛鳥の顔見たら疲れなんか飛んだ…逢いたかった』

半日側に居なかっただけで、飛鳥を求める気持ちがこんなに湧くなんて…

「私も…政宗に逢いたかったよ…」

胸に擦り寄る飛鳥が愛おしい

(くそっ、可愛いな…こいつには敵わねぇーな…)

そっと口付けを落とそうと飛鳥の顎を掴む…

『連れてきたぞー』

成実の声に口付けをし損ねる。
目が合ったままの飛鳥がクスっと笑い

「お預けだね」

その仕草がまた可愛い

耳元に近寄り

『後で覚えておけよ?』

顔を真っ赤にして下を向く飛鳥。

(二人なら完全に襲ってたな…)
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