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【イケメン戦国】誘惑の華

第36章 生涯共に…〜政宗〜




奥州に来てから愛姫の目を避け政宗とずっと城の中にいた

「いいの⁈嬉しい!」

『ははっ、やっぱり子犬だな』

成実には尻尾を振って喜んでる子犬に見えたのだろう

でも城下に行けるのは嬉しい。

『城下は色々あるぞー!何が食べたい?』

城下に向かい歩きながら聞いてくる成実に

「みたらし団子!」

と、あいも変わらず答える

『おっ、甘味なら美味いところ知ってるぞ!そこに行こうか?』

そう言ってワシャっと頭を撫でられる

「成実さんって頭撫でるの癖?」

不意に聞かれうーん…と悩みながら

『あんまり意識した事なかったな』
「そっか、政宗も私の頭撫でるんだよー!」

政宗も頭をワシャっと撫でる事、私を初めから呼び捨てにした事、政宗との思い出を離しながら歩く

『俺達似てるのか』

そう言った成実は凄く嬉しそうだった




俺と政宗か似てる?
そんな事初めて言われたな…だけど、嬉しいもんだな。

甘味屋に着き飛鳥と甘味を楽しんでる。
隣で美味しそうにみたらし団子を食べてる飛鳥は、やっぱり子犬みたいだ。

『子犬…』
「えっ?」

今日何回飛鳥に子犬って言ったかな?

政宗が想うのがよくわかる…

アレだけ愛姫に邪魔されても、特に何も思ってなかった政宗が、飛鳥を守り側に置いている事に少し驚いた。

寄ってくるものはいたが、政宗が本気になる女子は1人もいなかった。
だから愛姫に邪魔されても、愛姫を咎めることもなかった。

きっと愛姫は荒れ狂うだろうな…

政宗の為にも守ってやんねぇーとな…

「あっ、成実さん!これ政宗にお土産買っていってもいい?」

『おお!小十郎の分も買っていくか!』

「なら、私と成実さんの分も買って皆んなで食べよ?」

楽しそうにコロコロ笑う飛鳥を見て

『そうだな…やっぱり子…』
「子犬じゃないです」

そう言って口を尖らせる

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