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【イケメン戦国】誘惑の華

第30章 最愛の人〜秀吉〜




『政宗さん、なにイラついてるんですか』
『あぁ?イラついてねぇーよ』

家康に返答する政宗は不機嫌そのものだった。

『なにがあったんですか』

珍しく家康が聞いてくる

(家康が聞くほど俺は不機嫌なのか…)

『聞くだけなら聞きますけど』
『お前に相談する日が来るとは思わなかったな』


ならいいです。と言って立ち上がる家康を引き止める

『お前さ、随分前に秀吉さんが酔っ払って女の事話してたの覚えてないか?』

少し考えて家康が口を開く

『あぁ…宴の時のですか?話してましたね。秀吉さんから女の名前出るのは珍しかったから覚えてますよ』

そう言ってお茶をすする

『あの時の女が安土にいるらしい』

ブーーーーーッ!!!!

思いっきり家康がお茶を吹く

『きったねぇーな!』
『すいません。びっくりしました。』

口元を拭きながら続ける

『でもその人死んだって言ってませんでしたか?』
『あぁ…どうやら落ち延びてたらしい。しかも秀吉と飛鳥の前に現れて…今飛鳥が不安定だ…』

顔を拭きながら言う政宗に家康は疑問をぶつける

『なんで今更?』

政宗も首を振り

『わからねぇ。どうやら秀吉も動揺してるみてぇーでな…飛鳥の変化にちっとも気付いてねぇ。』

話しながらどんどん不機嫌になる

『そんなんなら…俺が奪っちまうからな…』

小さく呟く政宗に家康もすかさず

『その前に奪いますよ』

そう言ってまたお茶をすすった…
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