第26章 愛惜の憂苦 続R18 〜信長〜
飛鳥の腕を引き抱き締める
しばらくそうしてから、信長は疑問をぶつける。
『飛鳥…何故自室にいるのだ』
ハッとした顔で飛鳥が見上げる
何とも言いづらそうに…
また下を向き胸に顔を埋める
そしてポツリポツリ話し出す
「目覚めたら…信長様はおりませんでした。戦の事は仕方ありません…大望の為なので…」
静かに耳を傾ける
「でも…何も言ってくださらなかった…戦に行く時も…だから心配で…不安で…信長様の気持ちがわからなくなって…」
信長は自分の気持ちが伝わりきれていなかった事に悲しみと少しの苛立ちを覚える
『ワシの気持ちがわからぬから、自室に戻ったのか?』
「私ばかり信長様の事が好きで…信長様は私の事…」
そう言って顔を上げた飛鳥に
『わからぬから、秀吉と何かあったのだろう?身を捧げたのか?』
飛鳥の体がピクリとする
(無様だ…このワシが嫉妬など…)
飛鳥が身まで捧げてない事はわかっていた。
だが心から湧き出る嫉妬に言葉を止めることができなかった。
「ちっ、違います!身など捧げていません!」
必死に否定する飛鳥だが、【何もなかった】とは言わなかった。
皆が飛鳥を好いているのはわかっている
飛鳥の笑顔の為自由にさせてはいるが、本当は奪われぬように人知れず必死ではあった。
『仕置だ…』
信長はそう言うとその場に飛鳥を押し倒しながら、片腕で飛鳥を抱きとめる。
「信長…様」
涙で潤んだ瞳が見上げてくる
『フラついたのであろう?ならば仕置が必要だ…』
飛鳥の耳元に顔を埋める
息を吹きかけ耳たぶを吸う
「はぁ…ん」
ピクリと身体が震える
執拗に舌で耳たぶを弄ぶ
部屋の中に厭らしい水音と飛鳥の甘い声が響く
「ふっ…はぁ…信長…様…」
耳から首筋に舌を這わす
飛鳥が身動ぎするのを制し、着物の襟から手を入れる
膨らみを揉むと掌の中心に当たる突起は硬く自己主張をする
首筋を舐めながら突起をキュっと摘む
「あっ!んっ!」
摘んだ突起を今度は捏ねくり回す
指の腹で優しく擦ったり…弾いたり…
首と胸の刺激だけで飛鳥は身体を震わせる