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【イケメン戦国】誘惑の華

第22章 桜舞う 家康ルート





ふと飛鳥が離れる

それは飛鳥自身も意図してなく隣の光秀に肩を抱かれている

「なっ、光秀さん!」

驚く飛鳥の顎を掬いギリギリまで顔を近づけて

『くっ…俺に抱かれるか?』

ニヤっと笑いながら呟き視線を家康に向ける

かぁ!っと怒りが込み上げる

『飛鳥!』

声を荒げ飛鳥を光秀から離し、手を取り立ち上がる
釣られて立ち上がった飛鳥の手を引きヅカヅカ歩きだす

その光景を見ていた信長は、くっと笑い

『光秀…戯れが過ぎるぞ』

呟くと光秀は歩いて行く家康達を見て

『こうでもしないと…』
と言って笑いながらまた酒を飲む…



「ちょっ!家康?待って!」

引きずるように飛鳥を泉の近くまで連れて行く

(何なのあれ!口付けされそうだった!)

立ち止まり飛鳥を強く抱き締める

『無防備すぎ』
『口付けされそうだった』
『何で拒まないの』
『ムカつく』

素直に言葉が口から出る

腕の中の飛鳥は一つ一つに頷き、家康が黙ると見上げる。
頬を赤くして嬉しそうに

「ヤキモチ?…嬉しい」

『っ』

(バカなの⁈怒られてるのに、嬉しいって…)

それがどうしようもなく愛しく思えてしまう。

皆んなから見えないように飛鳥を隠し、口付けを落とす

啄む様にしていた口付けは次第に激しくなり手を飛鳥の胸元に滑り込ませる

「んっ…ふっ…んんっ、いえ…やす…あっ」

だんだんと力が抜け身体を跳ねさせる

(ふっ…可愛い…)

立ってるのもやっとの所で唇から離れる

「もぉ…ダメだって…」

そう言った飛鳥の耳元で息を吹きかけながら呟く

『続きは帰ってからね』







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