第6章 精神病
3年後
パウリー「雷瀬・・・もう寝て3年経つぞ・・・」
パウリー「俺にもお前と同じくらい大事な人が出来たんだぜ・・・」
パウリー「お前もしってるラピス・・・いつかあいつも一緒に・・・」
パウリー「・・・雷瀬・・・お前の温もり・・・忘れちまった・・・」
パウリー「あのときに繋いでいた手・・・お前の温もりが暖かかった事だけしか覚えてないんだ・・・」
パウリー「・・・雷瀬・・・いつまで我慢し続けてたんだよ・・・!」
パウリー「我慢した分だけ・・・な」
パウリー「・・・雷瀬・・・また明日」
パウリーは大粒の涙を流し、葉巻の火を消し・・・声が漏れそうなのを抑え泣いた。声にならないような叫びで泣いた。誰にも気ずかれないように、気づきはしない場所で。
パウリーの初恋の人。
パウリーとメルーの幼なじみ。
パウリーとメルーの大事な人。
そんな雷瀬。パウリーが泣いてることを知ってるのか、雷瀬も涙を流していた。