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憧れの先生

第5章 プライベート


そして、しばらくして中先生は退院した

退院と同時にアルバイトを探した

そして思いついたアルバイトが塾の講師だった

中先生は申し込んだ塾から採用をもらう

ちょうど新学期が始まると同時に塾のアルバイトを始めた

実は、この塾が私と出会うことになる進学塾だった

少し変わった塾長や、生徒数が極端に少なかったせいもあるが
退院してすぐ始めたバイトということもあり、中先生は私のことを覚えていてくれたらしい

残念ながらその進学塾もすぐに辞めてしまったが
その後中先生は他の塾を
中学の教師をすると決めるまでの数年間続けることができたという


中先生は私にそう話した

私と出会う前の話
出会ってから再会するまでの話

まさか、中先生が
私の知らないところでこんな思いをしてきていたなんて全く気づかなかった

私はそんな自分に少し嫌気がさした


先生の話を聞いてどんな反応をすればいいのかわからず
私が唖然としていると

「だから言ったでしょ?あなたはよく我慢したって、頑張ったって。話した通り先生は何も我慢出来なくてこうなっちゃった訳だからね」
と、いつもの様に茶化して見せた

湿っぽくなるのが好きではない中先生の精一杯の“我慢”だった
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