第5章 プライベート
カフェを探してしばらく歩いていると
人が少ないオシャレな所を見つけ
長居もできそうだったので店内に入る
先生がドアを開けてくれ
私を先に通してくれた
先生の優しさにまた触れることができて単純に嬉しかった
席に着き、ケーキを注文する
私はモンブランで、先生はフルーツタルト
先生が店員さんに注文し終わると
座り直し、改めて私の方を見て
「さて、早速だけど学校の勉強が今どれくらいできてるか教えてくれる?」
と先生が私に聞く
ここまで来るともう嘘はついてられない
プライドを捨て先生に話す
訳あって、目指していた高校に入れなかったこと
レベル落とした学校でもギリギリの成績を取っていること
流石に、何があってそうなったのかは言えなかった
中先生の中での私のイメージは
しっかり者の優等生だ
そんなイメージを今自分で壊している
そんな自分が情けなかった
最後まで私の話を黙って聞いてくれた先生は
「この会ってなかった4年間、あなたも色々あったんだね。
だから今は無理にとは言わない。
先生に話したいと思った時に話してくれたらいいよ」
そう私に言ってくれた
泣きそうになるほど嬉しかった
もう少し先生と仲良くなったら
先生になら中学時代のことを話してもいいと思えた
そして、私自身は自覚がなっかったけれど
震えた声で相当辛そうに話していたらしい
先生はこうやって相手の気持ちや考え、性格を見抜くのがとても得意だ
だから塾や学校で生徒と接するのも上手いのだと
この時改めて感じた