【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2
第6章 〜コナンとバーボン、密室事件〜
小五郎「つまり、琴音さんがやった犯行手順は……。まず、石栗さんの部屋に行った椎奈ちゃんを見かけたあなたは、犯行の妨げにならないようゼリーに睡眠薬を忍ばせて食べさせた。
そしてお昼の冷やし中華を作っていた間に氷をスカートのポケットに忍ばせ、『石栗くんがお昼食べないか聞いてくるわ!』って、彼の部屋に行ったんだ。
そして、石栗さんを扉のそばで撲殺した後、凶器の花瓶に氷を詰めて棚の上に置き、部屋を出て今言ったトリックで石栗さんの遺体が扉を塞ぐようにしたってわけだ。
そしてキッチンに戻った琴音さんは、『やっぱり彼、冷やし中華食べないみたい!』とうそぶいて、何食わぬ顔で食事して、密室殺人を完成させたんだ。
……この名探偵には通じなかったようですがね。あーはっはっは!」
下手なモノマネも合わせて推理して見せた小五郎さんは、最後にいつもの高笑いをする。
それを見た園子ちゃんと蘭ちゃんは「嘘くさい」とあきれていた
すると、梅島さんは桃園さんの犯行を認めたくないようだった
梅島「じゃあ、合鍵はどこにあるのよ!!」
小五郎「え?」
高梨「鍵、かかってただろ?! 石栗の部屋!」
小五郎「そ、それは多分そのうちどこかで見つかるかも…」
責められた小五郎さんは苦し紛れにそう言うが通用するはずがない。ここまでかと見て取ったコナンくんが「そーいえば…」と小五郎さんに助け舟を出す
コナン「氷ってさ〜」
女子高生・横溝「「こ、氷って?!」」
コナン「水が凍るから、氷って言うのかなぁ?」
また何かヒントが来るのか、と期待していた3人だが、コナンくんのその言葉に脱力した
小五郎さんは「知るかよ」と無視してしまう。けれど、横溝警部はそれで何かを思い出していた
横溝「あ、氷といえば…。琴音さんが飲んでいたというスポーツドリンク。やはりあの中に鍵を…」
園子「無理無理!」
園子ちゃんが否定した。あれは完全に凍っていて中には入れられないし、、凍らす前に入れたとしても鍵の重みで透けて見えるはずだ、と
コナン「だったらさ〜、鍵を入れた途端に凍っちゃうような魔法の水があれば出来ちゃうかもね!」
小五郎「バーカ! そんな漫画みたいな水があるわけが…」
安室「ありますよ」
小五郎さんの言葉を遮り、安室さんが自信たっぷりに断言した