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【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2

第14章 〜異次元の狙撃手(スナイパー)〜



椎奈「気づいたこと…。レーザー照射かしら」

コナン「レーザー照射?!」

椎奈「ええ。可笑しいでしょ? 昨日の犯人、レーザー照射使って撃ってたの。見つかるのは目に見えるのにね?」

安室「なるほど。だからハンターは対決の形をとったんですね」

世良「どうしてだ?」

コナン「もし自殺なら捜査を早めに打ち切りにして残る2人を油断させられる。でもそうしなかったのは、今回の狙撃が犯人を冷徹な狙撃手に育て上げるための試練だった…」

椎奈「1件目のMK-11による最大射程の狙撃は、遠距離でも的確に狙撃できるかどうか…。2件目は夜間の動く標的を仕留める正確性…。そして3件目はどんな相手でも動じない冷酷さ…」

安室「ハンターは自らの死をも使って犯人を最強の狙撃手に育て上げた。本命の標的を狙うために」


なんておそろしく計画性の高い、綿密な犯行だろうか。するとそこに、少年探偵団たちが見舞いにやってきた。彼らは椎奈に見せたいものがあるようで、ベッドの前に机をセットし、その上に持ってきたものを広げていく

椎奈は目を輝かせた


椎奈「すごい! これ、みんなが作ったの?」


子供たちが見せたのは、夏休みの課題として作っていたベルツリー周辺のミニチュア模型である。クオリティが非常に高い

褒められた子供たちは、嬉しそうに喋る


光彦「模型の形は違いますけど、サイズや配置はあってるんですよ?」

歩美「哀ちゃんがチェックしてくれたんだよね?」

元太「まだ未完成だけどな!」

灰原「誰かさんは未だになーんにもしてないけどね」

コナン「ほっとけ…」


灰原の嫌味たっぷりな発言に、コナンは適当な扱いをする。安室は腰をかがめて子供達と話し始めた


安室「まだこれで未完成なのかい? 十分な傑作じゃないか。他にやることがあるとか?」

元太「色を塗らなきゃいけないんだけどよ…」

歩美「でもこの間ベルツリーに登った時、西側しか写真撮れなくてビルの色がわからなくて困ってるの」

光彦「塗り始める前にまた登っておきたいんですが…」


なるほど、と椎奈は頷いた。真っ白のままではせっかく頑張ったのに少し寂しいのだ。そう考え、椎奈は近くの棚に置かれたバックを漁った
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