【名探偵コナン】生まれ変わったら新一の姉でした。2
第11章 〜ギスギスしたお茶会〜
この世界に生きるみなさん、こんにちわ。
意味はないけど挨拶してみました。
さて、私は現在、零さんのRX-7でどこかに連れて行かれています。散歩中になぜか見つかって捕獲されました
そしてご機嫌取りで飲み物をおごってもらって、助手席に乗っています
椎奈「…それで、今日はどこに行こうって言うんですか零さん」
降谷「杯戸中央病院だ」
椎奈「…なにか調べ物?」
降谷「ああ。楠田陸道についてね」
私の質問に前を見ながら簡潔に答えてくれる零さん。
別に私に聞けば色々情報入手できるのに、彼は何かを聞こうとする気配が一切ない。
まぁ、零さんはとってもキレる人だから私の助言は必要ないだろう。楠田陸道に関しては私は傍観者だ
私は、零さんの精神的ケアに努めよう。そう決心した私は言葉の受け取りに相違ないか確認をとる
椎奈「じゃあ私、零さんにお供するだけでいいんだね?」
降谷「ああ。でも俺はコナンくんに警戒されてるからね。聞き込みされたら厄介だからお互いタイミングをズラして病院に入ろう。偶然会ったのを装って一緒にいるんだ」
椎奈「なるほど…分かったよ」
そうこう話しているうちに、車は病院の駐車場に入った。その入り口あたりで私は下ろしてもらって、先に病院へと入っていった
*
安室「…あれ? 毛利先生じゃないですか」
あらかじめ言われたように彼と同じ階の反対側から歩いていると、安室透の明るい声が聞こえてきた
どうやら合流したらしく、私も、と彼らの前に現れた
椎奈「…あれま。安室さんと小五郎さんとコナンくん!」
コナン「(姉さん?!)」
小五郎「お、椎奈ちゃんじゃねぇか! どうしてここに?」
椎奈「ちょっと友人のお見舞いに…。小五郎さんたちと安室さんは?」
安室「僕は知り合いが入院してるって聞いて見舞いに来たんですが、いつのまにかいなくなったみたいで…」
安室さんが私や小五郎さんにそういうと、次はコナンくんに近づいていく
安室「コナンくんは前にもここに来たことあるって看護師たちが言ってたけど、知ってるかな? ───楠田陸道ってひと」
コナン「だぁれ、それ。知らないよ?」
そうやって惚けて見せたコナンくんの表情は、硬くなっていた