第30章 ゲームクリア
松野『いよいよ始まるぞおおおおお!!!
二刀流VS双短剣神速格闘術うううう!!!!』
『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!』
ノリノリに叫ぶ人達が非常に多い中、開始数秒前へと差し掛かりました。
キリトの動きは簡単、クラインの時と同様に縮地で一気に距離を縮めつつスキル発動。
縮地は光のそれに匹敵するほど早いので、初見の人はやられて当然でしょうね。
ですがケイトもまた、光を使わずに全て受けきり続けていました。
霊感による痛覚からの予見でしょうね。
どこに来るかさえ予めわかっていれば防げます。
松野『スターバーストストリームを受けきった!逸らし切ったあああ!!』
それに再びキリトは背後に回りつつスターバーストストリームを
しかしケイトもまた再び逸らし続けて受けきりつつ、貫胴を食らわせる。
が、それに彼が振り返りながら彼女へ突き刺そうとするも
振り返りながら避けつつ、横薙ぎに通り過ぎながら再び貫胴。
松野『再び抜き胴~!!!一体剣道何段なんだああああ!!!?><//』←興奮し切っている
『おおおおおおおおおおおおおおお!!!!//』キラキラ
白熱する実況と周囲に
彼は「焦るな。その時は自分が一番隙だらけだぞ?」といったケイトの言葉を思い出しながら
自分に言い聞かせて静かに構えたようです。
それにケイトは、笑って頷いた。
追い詰められてもなお、その平常心を保つことこそが大事だと語りかけるかのように。
そして彼は動いた。
ダブルサーキュラーを繰り出すも、ラピットバイトでその差し出された剣の横っ腹を攻撃してうまく逸らす!
再びスターバーストストリームを繰り出した瞬間
二刀で横薙ぎに切り払う動きをした瞬間
逆手に持った左短剣で両腕を突き刺され、動けないように力を込められていた。
その直後、間髪入れずに右足蹴りを顎へ食らわされて視界にケイトが映らなくなった。
その最中に右短剣を左手へ落とし、両腕を動けないようにしていた左短剣を左手から右手へ持ち替え
左手から跳躍だけでなく縮地も交えた合技として、一閃を繰り出した。
それが決まった瞬間、キリトのHPバーは一気に真っ赤に染まった。