第30章 ゲームクリア
ケイト「まさかのGM権限行使か?
それとも自然にシステムが護ろうとするオーバーアシストってことか?;
どういうつもりでヒースクリフはそれを?;)
…」
松野『凄い!!僅か一瞬でこれほどの攻防があっ!!!
超スロー再生で見てようやく気付きました!!
ワザと引くことで空振らせ、その戻るまでの一瞬を利用して攻撃ぃ!!!!
しかしヒースクリフ、超速盾戻しで防いだああ!!!!』
『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!//』微笑&大熱狂
ケイト(うん、不正だ)じと目←親父ギャグ
本当ならおそらく、あの一瞬で勝負はついていたはず。
AGIに全振りしているのならともかく、何故それほどまでのスピードで?
というより…何故どちらも怒ったような表情を?;←状況に追い付けていないクレハ
まさかとは思いますが……
システムによるズルを?いえ、まさかね…←感付いてはいるが認めたくない人
その瞬間、ケイトへメッセージが飛んできたようです。
それを受け取る様子がモニターに映る中、当時には文面は見えないままでした。
ですが、私はそちらへカメラが向かっていた一瞬の間に『操作』をするヒースクリフを見ました。
常人には目に映らないほどの『一瞬』による操作を…
おそらくケイトにも見えているでしょうね。
ヒースクリフに目を向けたままの状態で目を丸くしていますし。
私の目にも、僅かにですが、一般のプレイヤーとは違う画面が展開しているようにも見えた。
きっと、そのズルを赦せなかったからこその仕切り直しなのでしょうね。
ただ単に彼がそれを解くのを忘れていた可能性も否めませんが(じと目)←実際そうだったのは言うまでもない
ケイト「メッセージ…ヒースクリフからか」
そこにはこう書かれていたそうです。
『すまない。
ある権限を解くのを忘れてしまっていたようだ。
仕切り直しだ。今度こそ真剣勝負をしよう』と。
それにケイトは満足したように笑って、小さく頷いたようにも見えた。
それからヒースクリフに『ある言葉』を投げかけられた数秒後
彼と彼女のぶつかり合い、仕切り直しが始まりました。