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白い流星【ソードアート・オンライン】

第30章 ゲームクリア





2024年11月1日PM1:30、私達は99層フロアボスをクリアした。

無論、ミーすけは危なくなった人を逃がす専門となりました。


参戦するとでか過ぎて、ボスを攻撃する際に巻き込んでしまう可能性が著しく高いからです。



ハロウィンイベントについては、狼男やらドラキュラやフランケン等の定番から

ホラー系に至る全てのものがコスプレに含まれており、中には外国出身からクランプスにまで仮装する者がいました。


その後者の仮装を見た瞬間、泡を吹いて気絶するアスナの採点を待つことで採点にも時間がかかりましたが

和気あいあいと盛り上がりつつ、楽しく進んでいったのは言うまでもありません。



優勝者はクランプスに仮装した匿名希望の人でした。




そして11月3日に差し掛かった頃、あるやり取りが発端となって変化が現れました。




ケイト「双短剣が現れた理由が未だに分からないんだよねえ。

1兆分の1として何故に自分?」

血盟騎士団本部にて、キリト達と共にヒースクリフと話していた時のことでした。


ヒースクリフ「そうだねえ。例えば…

周囲に恵まれなかったり、父に殺されかけたり、誰も護ってくれなかったり、裏切られたり、傷付けられ続けてきたり、孤立させられ続けたり、ハブられたり、かと思えば優しくされてから殺されかけたり…」

その瞬間、それらの言葉が刃となってケイトの身に降りかかり続けていました。


それを受け終わった直後、ケイトはふらふらと覚束なく倒れそうに…;



ヒースクリフ「あと、他にも理由があるとすれば…」

ケイト「あの;そろそろ勘弁してやった方が;」
ヒースクリフ「リアルでものすんごく運が悪い」きっぱり

どぐさあっ!!!
テロップ『最大級の刃!ケイトは1兆のダメージを得た!』

どったぁーん!!
テロップ『ケイトは倒れ伏した!!』

『ドラクエか!!;』


ケイト「ちーん)そうだ…私があの時死んでさえいれば・・」ぶつぶつ

アスナ「もうやめてあげて下さい!
ケイトちゃんのHPは0よ!;マイナスよ!!;」だきっ!

キリト「おいおい;

涙目で抱き上げながら言うセリフか?;」汗


変なテロップがちょくちょく介入する件についてツッコむ声が現れることは

全くもってありませんでした。


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