第30章 ゲームクリア
ハロウィンイベント
参加方法は受付に名前を登録して、仮装する為のアイテムをもらう。
評価採点は晩にて執り行われるのでそれまで自由。
評価方法は非常に簡単かつシンプル。
仮装した人以外の全員が採点し、その平均点で決まる。
ケイト「お、久しぶりだな。グリムロック」
グリムロック「ああ」
ケイト「今までのイベント、どうだった?^^
(死の恐怖は消えないだろうけど、リアルの方が危険だって解ったかな?」
グリムロック「ああ、楽しかった。
特に8月の水鉄砲のでたらめっぷりたら無かったな」ふふっ
グリセルダ「ケイトさん、ありがとうございました」ぺこり
ケイト「気にするな。
「黄金林檎」とは付き合い長いし、グリセルダさんも攻略に一役買ってくれてるしさ」
グリセルダ「いいえ…
私はあの当時、攻略を進めることしか頭になかった。
早く帰らなきゃ。不安になる仲間を見る度に強く思ったんです。
だからこそ余裕をなくして、ちゃんと見ないといけない人を見る行為を怠った。
あなたがあの攻略会議の時に言ってくれなければ
ちゃんと話し合うこともなく、きっとすれ違ったままになっていたと思います」俯
その当時(915ページ参照)の続き↓
ケイト『今すべきことは何だ!?
見ないといけないもんをちゃんと見ろよ!!
余裕無くしてるのはお前達だけじゃない!
他の奴ら全員そうだ!!
それで死のうとしたり、苦しんで動けなかったり、そういう奴等と支え合わなきゃ…
そうでなきゃ…何の為の『攻略』だって言うんだよっ!!(涙目)
希望を与える為?一刻も早く現実に帰る為?大丈夫だと教える為?安心させる為?
そんなこと考えるよりも、そいつらとちゃんと話せよ!!
一丸となれなきゃその速度は早められるわけないのに…
それから目を背けた状態で、向き合わない状況で、どうやって力合わせるって言うんだよ!!!
そういった想いが本当にあって、理解して欲しいんなら!!
行動で示すだけじゃなくて、ちゃんとぶつかり合って話せよ!!!
そうでなきゃ…伝わるわけないじゃんかっ!!!!』涙
自殺しようとする人がようやく少なくなった折、攻略に躍起になる人が次々に増え始めた。
大切な人がこぞって攻略へ向かっていったことから、自殺志願者が再び増えていた時のことだ。