• テキストサイズ

白い流星【ソードアート・オンライン】

第5章 開拓者





クライン「なあなあ!
これ、片刃だよな?刀か?」キラキラ

ケイト「いや。直剣だよ、片刃の。
反りがない上に短いから、双短剣って分類されてる。

ほら」

そう言いながら装備ウィンドウを見せた。


クライン「んう?
Twin Short Sword…かっけえ!!//欲しい!//」キラキラ

ケイト「悪いけれどトレード不可だから;
セリオン防具一式と同じ扱いみたいなんだ」

クライン「ちぇー;」


それから1か月後の攻略後、クラインは尋ねた。



クライン「同じ材料で作れねえか?」

ケイト「それがねえ…
何度も同じ手順で作ろうとしたんだけど、無理だったんだ;

300万本同じ材料で叩いても同じものは作れなかった」

『ええ!!?;』

その言葉に、俺達は驚くしかなかった。


そして驚くことに…

双短剣を作り出した後でスキルスロット欄をよくよく見ると
《鍛冶》が、《鍛冶製作神》に変化していたらしい。



できることの幅に関しては特に変わってはいないようだが

ただ、それに変わってから失敗が皆無になったらしい。


実際、第8層へあがってから1か月後まで100万回ほど強化を頼まれてやっていたらしいのだが

その中で、たったの一度でさえも失敗したり壊れることはなかったという。



おそらく、双短剣を作ったものにだけだろうとの推測が上がった。

実際に、ケイトと同じように武器と防具を鍛え上げるようにしだす人が現れたが
双短剣を作り出せない状態のままだと、鍛冶スキルが変化することはなかった。


基本、鍛冶は武器に対してしか出来ないわけだが(例えば武器の製作、メンテナンス、武器強化など)
ケイトの場合は「武器と防具」の両方を取っていたことからそれらを纏めた《鍛冶》で、他のとは全くの別物らしい。

だが、上述のことから『双短剣』が起因しているということは誰の目にも明白だった。


/ 1616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp