第5章 開拓者
怒涛連斬について簡単にまとめてみると、こんな感じになった。
88連撃を撃とうと構えた際
双短剣の刀身は左右共に、鮮やかな緑色のライトエフェクトに包まれる。
・手順
1.スキルを当てる対象へ0距離まで詰め寄ると同時に構えてから、ライトエフェクトと共に左短剣で突き刺す。
2.左短剣で自身の左後ろまで抉りながら斬り払う。
同時に右短剣でも右横から突き刺した場所まで斬り裂く。
3.右短剣を引き抜きつつ突き刺す。
4.手順2にある左短剣を右短剣、右短剣を左短剣に置き換え実行する。
5.左短剣を引き抜きつつ突き刺す。
6.手順2と同じ行動をする。
7.交互に87連撃まで続く。
8.最後に右短剣を引き抜いて対象を自身へ引き寄せながら、斬り払った遠心力を利用しながら左短剣を突き刺す。
その時、右足は当初のまま動かさずに最後まで踏ん張り続け
左短剣突きは左足を前に出して踏み込みながら、重心ごと体を前へ移動させつつ繰り出す。
・Hit数
上記の手順1で1hit、手順2で2hit。
手順1は刺突、手順2は斬撃に分類される。
動き自体に関しては、手順1と2の動作を左右交互に入れ替えるだけであり
一連の動作で、「刺突」と「斬撃」という二つの種類の攻撃を対象へ超高速で与えることができる。
刺突と斬撃の両方を兼ね備えており
基本は刺突:斬撃=1:2だが、最後の攻撃は刺突である。
・威力
ボスの残りHPバー4本を、スキルの中間地点でありながら吹き飛ばした。
あまりの速さに、その一瞬の動作でかき乱された「周囲の空気」があまりにも多い上に重なり合わさったことから
それ自体が「見えない壁」となり、余波となって、背後から頭上に至るまで「ケイトを護る防壁」となっている。
その壁の持続時間は、ちょうどスキルを放った後の硬直時間が終わるまでらしい。
・所要時間
当初は今までに見たことがない&したことがない動きから、手間取って打ち終えるまで30秒ほどかかっていたが
当時は山のような修業によって、打ち終えるまで15秒にまで縮まった。
今回の指摘によって本人はイメージを掴んだらしく、一瞬で打ち終えるようになった。
以上が、現時点における怒涛連斬のまとめだ。
他にも双短剣のスキルはまだまだあるらしく
俺としては、全て見たいと思っている。