第30章 ゲームクリア
クレハ「…赦すんですか?」
ケイト「ううん、自分も同じだから赦すも赦さないもないよ」微笑
クレハ「!」
ケイト「私も、クレハが動物を撫でたり抱き締めてる時、血が沸き肉踊る感覚が全身に滾った!(ぐっ)
それと同じような感覚なんでしょ?嫉妬って」
クレハ「え、ええ…あなたほど顕著ではありませんが…;」
ケイト「私、個人的に嬉しいよ^^//
だって…それだけ大事に思われてるんだもん。
執着じゃなくって、好意で、絆で繋がってるのを感じる。
でもって、愛してもらっている。それが私は嬉しいんだ^^
だからクレハ、ありがとう!
クレハの前では不用意に抱きつかないように頑張る!(真剣」ぐっ!
クレハ「いえ、抱きついても構いませんが先程のように次々にいいあげることはやめてください。それだけで構いませんから」
ケイト「え!いいの!?」
クレハ「ええ、それであなたの行動を束縛してしまえば、その時点であなたではなくなりますから」微笑
ケイト「そっか…ありがとう、クレハ!
それだけ考えてくれてる時点で、本当に…とっても……有り難いよ」涙笑
クレハ「…その台詞、そのままお返しします」目を伏せて笑い、頭を撫でる
そう頭を撫でる中、ケイトは私へ感極まったようで抱き着いてきました。
嬉しいという感情が、幸せだという感覚がそのハグから雪崩れ込んでくる中
私も自然と頬が緩み、笑みを浮かべるばかりでした。
ちなみに優勝賞品には地下階層の250レベルのフィールドボスのボス肉
それを108個ほど合成して作り上げた、究極の肉です。
その風味は食欲をそそり、周囲の食べ物を食べ尽そうと狂暴化するほどのものなので
ストレージの中でデータとして保存されています。
誰もいない所で食べるようにとのお達しがあるので、注意が非常に必要となります。