第30章 ゲームクリア
ケイト「クレハー、朝御飯一緒に食べよ!まだ朝御飯食べてなかったでしょ?」
クレハ「……………」つーん
ケイト「クレハ?;」
クレハ「……………」
ケイト「クレハってば…」
クレハ「……………」
ケイト「クレハあー…」
クレハ「……………」
ケイト「…」じわあっ
クレハ「……………」
ケイト「ごめん」
クレハ「なにがごめんですか」
ぴりぴり
ケイト「嫌ならしないから、ちゃんと言ってよ。
クレハが嫌なこと、私はしないよ。
抱き締めたくなっても我慢するから、やだったらちゃんと言ってよ。
私、頑張るからさ…お願いだよ」ぼろぼろ
クレハ「!!;」ぎょっ!
ケイト「ぐすっ…えっ……
クレハ……が、一番なんだよ…それ以外ないんだよっ……
お願いだから、ちゃんと言ってよ……
わかんないよ…そのままなのが、一番辛いよお」ぼろぼろ
クレハ「……はあ」溜息
ケイト「びくぅっ!!)!!」
クレハ「すみません。
あなたは誰彼構わず抱き付いているわけではないというのに…気付けば、嫉妬して苛立っていました。
あなたはただでさえ人には抱き付きません。
こと多くの人には特に。
信頼の証として、大事なものと慕っている証として抱き付くという行為をしているのだから、それは当然のこと。
それが増えたのなら喜ぶべきことなのでしょうけれど……
如何せん我を忘れてしまいます。
ケイト…あなたに非があるというわけではないのです。
ただ、抱き付くという行為を手広くやっているように感じてしまって…それが嫌だったんです。
謝るのは私の方です。
感情のままに突っぱねてしまって、無視してしまって、すみませんでした」ぺこり
ケイト「ぐすっ……
よかった」
クレハ「!え!?」驚き顔をあげる
ケイト「きらいになったんじゃなかったんだ^^」にっこり←嬉しそうに笑ってる
泣き顔が一瞬で晴れたのは言うまでもありませんでした。
覗き込まれても無視していたのが相当に堪えたようで泣きじゃくっていましたが、先程までとは打って変わって嬉しそうです。
ちなみにその頃のキリトとアスナは
ユイからどういう仮装をするかについて相談を受けていて、それに答えている所でした。