第29章 遭遇
2024年7月15日AM10:00
ケイト「さあ!いよいよ70層までの突貫工事だ!!
皆のもの!気合を引き締めていこう!!」
『当たり前だ!!』
寧ろ、それまでよくついてきてくれました。
モンスター図鑑を使わせないことで
予測できない攻撃パターンを有する相手にしての立ち回り方法を身に付ける練習
相手の動きや微動から、即座に次の行動を読み取って動く練習
皆の動きを把握しつつ、それに合わせる練習
後衛から最後の前衛と後衛も交えた全体攻撃へのスイッチ方法
小さいボスから大きなボス、様々なシチュエーションから
立ち回り方を規定付けず、自分で考えて動く為の3週間合宿。
血が滲むほど、吐くほどの500時間もの実戦をもってようやく
皆が自然と「各々へ合わせた『最良の動き』」が一瞬でできるほどの、『熟練した型』となった。
本当に、よくぞここまで!(ぷるぷる)
ケイト「クレハ?武者震いかー?」
クレハ「はっ)ええ!
こほんっ。
それにしても…3週間でよくここまで形にしましたね」
ケイト「ここにいる皆、常日頃から攻略頑張ってるからね。
無論休憩も大事」うんうん
ケイトとクレハ以外『あの鬼訓練をさせた奴が言うのか…;』汗
キリトまで目を逸らしながら冷や汗交じりに顔をひきつらせていました。
まあ、気持ちはわからないでもありません;(頷)
ケイト「?鬼訓練?」首傾&腕組
クレハ「ケイトがさせた『光に伴う実戦修業』ですよ。
体感時間でどれほどの時を過ごした事か…;
修業を行った期間は時間にして500時間でも、体感時間では1000年ですよ?;
睡眠時でも光を使って体感時間を伸ばすことで脳を休ませていたじゃないですか;
21日で約4時間、体感時間にして約8年を朝昼晩毎の食事と共に検討会を光で行っていましたし;(溜息)
挙句の果てに睡眠時間は21日間の間総合にして僅か!
0.01時間=0.6分=「36秒」しかなかったわけですが!!
体感時間では0.02年、日数にして7.3日、時間にして175.2時間、
要するに1日に対しての体感睡眠時間は「8時間20分30秒」;」
『気が遠くなるわ…感覚もおかしくなるわ;』遠い眼←心底うんざりとした声
ケイト「まあ強くなれたならいいじゃん。さあ行こう!!」
『お前が言うな!!!;』