第5章 開拓者
朝に66回、昼に68回、夜に66回…という感じでやっていたらしい。
そして残った夜中時に売却や鍛冶などの鍛錬をしていたそうだ…;
1時間に付き11回ずつやっているという計算になるが…
60匹を数分で終わらせるそれが異常に凄い;
総合で言うと、60匹/回×200回/日×6日=72000匹ということになる。
その中で、新たなスキルを身に付けていったようだ。
ケイト「先制攻撃は任せてくれ」
ちょうど会話を終えた頃には、メンテナンスは終えたようで…
その言葉を発しながら単騎で突っ込んでいった。
クライン「っておい!ケイト!!;」
キリト「見ものだな」にや
クライン「のんきに言ってる場合か!!;
あいつの武器は短剣で…ってあれ?何で二本?」
キリト「双短剣の威力…見せてもらおうか」
クライン「腕組みして凝視してねえで動け!!;
何かあってからじゃおせえだろ!;」あせあせ
そう叫ばれる中、俺は微動だにしなかった。
目に焼き付けたいという方が、一番大きかったからだ。
金属類の素材を108個もかき集めて
液体として、それから真っ赤に熱された固体となってから
金属として武器製作。
そんなイレギュラーな方法で作られた、スピード系に分類されている108個分の金属が込められた武器だ。
切れ味も性能も耐久力も108個分で間違いないだろう。
だからこそ…魔剣をも凌ぐぐらいのステータスだった。
後に、俺が手にするエリュシデータ(第50層LA)よりも強力な武器だったことがわかった。