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白い流星【ソードアート・オンライン】

第28章 運動会





攻略会議時、解き放たれた一言によって皆の姿勢は大きく変わった。



ケイト『ぎり)…何考えてるんだよ』

キバオウ『?はよ攻略が済んだ方がいいに決まってるやろ』


あの一言↓

ケイト『たとえ攻略が早まって、帰るのが早くなったって!
生きて帰ろうとする人がいなければ、そこに意味なんてないだろ!!

皆で帰ろうとしなきゃ、攻略以外の連中がそれまでに自殺してたら、攻略なんて何の意味もないだろうが!!!


本当に皆を帰したいって思ってんなら、余裕なくして攻略に躍起になるんじゃなくって!!

自分が帰りたいから奮起して取り組み続けるんじゃなくって!!!

その余裕無くして自殺しようとしてる奴に!!!!皆に目を向けろよ!!!!!』



クレハ「あの時…

あなたの一言から、『巻き込まれた全員で取り組んだ方がもっと早く終わる』と全員察した。


そしてその見解は正しかった。

あなたはただ、自殺する人を見ていられなかったからなのでしょうけどね(ふふっ)



結果的に攻略のスピードは瞬く間に上がり、手間も大分と減り
それまでに力を蓄え、全員との連携技術を高めていくことの重要さも解った。

休憩期間と攻略期間のメリハリをつけることで、それは目を見張るほどに変わった」←492ページ参照

ケイト「休憩期間の間に、無理言って付き合ってもらったのが始まりだったよね。

ラフィンコフィン討伐の後、8月13日から約2か月だけって条件付きで付き合ってもらってさ。

最初は渋々だったけれど
それを始めてから食材、武器、防具等の品質向上に加え
圧倒的にボス戦の効率が上がったことから、周囲からも了承&支持&協力を得て、続けることになったんだよね」

クレハ「ええ。

それからの快進撃は目を見張るものがありました。
あまりにも手ごたえが無さ過ぎて」

ケイト「それぐらい日頃のそれが大事だったってことだよ、きっと」微笑

クレハ「…そうですね」微笑


そう笑って話し合う頃、借り人競争はもう大詰めに迫っていた。


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