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白い流星【ソードアート・オンライン】

第28章 運動会





仮装レースは総合900人が参戦しており

個人種目で1位は1人のみ、10人で一組として開始します。


20mほど走った先にメモがあり、そのメモを手に受付へと走り

受付にいる人達から服のデータを直接貰い、更衣室の中で着てもらうということになっています。


男女ごとで着るものが違うというのに、それを気にせずにした結果だそうです。



ちなみにメモの中身自体は誰にもわからないもので

受付から受け取って、更衣室に入った時でなければわからない仕様となっています。



たとえば出てこなかった人達は…

看護婦姿の男性、女性下着姿の男性(一見すれば変態)、男性相撲姿の女性(つまり廻しだけ)、紐ハイレグ姿の男性、かなり際どい紐水着姿の女性、等々と……


内容が内容だけに、走る本人の持つ『運』が非常に深く関わってくるようですね;



松野『またもや青組1着ぅ!!というか何故に怪物の着ぐるみだあああ!!?』

エギル『これは息苦しそうだな;しかも前が見えてないみたいだぞ;』汗
松野『続いて2着の白組!女子高生姿のクラインがゴールだあああ!

皆さん!揃ってブーイングをどうぞ!!』
観客『ぶううううう!!!』
クライン「って何でだよ!!;必死こいて走った味方にやることか!;

そりゃ確かに気持ち悪いけどもよお;
それは俺が一番よくわかってんだよ!;
わかってんだよバカやろおおおおお!!;;(しくしく」慟哭

あら;その場に跪いて泣き始めました;


リズベット「ぽんっ)お疲れ様。

よ~くわかったわ。


これは、ただの運ゲーよ」

そんなクラインの肩に手を置きながら悟った表情で

クラインの1つ後の組が出発したレーンへ並びながら言うリズベットに、周囲は黙ったまま二度頷いた。


そうして1着を勝ち取ったリズベットでしたが…



リズベット「何で猫耳猫尻尾なのよおおおお!!;

しかも他は全部キャミソールだけだしいいい!;」半泣

アスナ「リズ、どんまい^^;」

キリト「これはもう運としか言いようがないな^^;」

そういった有様に、周囲はただただ苦笑するばかりでした。


ちなみにシリカは2着で、舞妓姿の装備を引きずっていました。


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