第28章 運動会
それから後の、種目で競争するまでの二人の会話を載せます。
シリカ「リズさん、さっきのカッコよかったです!//」キラキラ
リズベット「ふふんっ。
少し位、こういうことやんないといけないのよ。
あいつは言葉で、はっきり言わないと通じないんだから」
シリカ「そうですね。
そうでもしないと、ケイトさんには伝わりませんもんね^^」ふふっ
リズベット「そうよ!
勝負を楽しんでるのに死なれたら堪ったもんじゃないわよ!(ぷりぷり)
第一、恩人なわけなんだし」ぼそぼそ
シリカ「そうですね^^
キリトさんの言ってたこと、今ならわかります」
リズベット「ん?あいつ、何か言ってたの?」
シリカ「はい。
キリトさん、言っていたんです。
ケイトさんが居なかったら、今のこの世界はなかっただろうって。
もっとたくさん、人が死んで、争い合っていただろうって」
リズベット「あー。その件ね。
確かに、私も同じことを思ったわ。
最初の頃、やたらと攻撃パターンやらドロップやらを次々に纏めていってたわよね。
そういったモンスター表を無料で配布された時は面食らったわ。
しかも手渡しよ!!?ケイトが!」
シリカ「ふふっ)ええ^^
籠っている相手以外、全員に配ってましたものね(微笑)
デスゲームになってから、私達はゲームに対して真剣に取り組むしかなかったでしょう?
寝ても覚めても、どこか現実味が無くて…苦しくって……
気付いたらヤな事ばかり考えてしまって…現実世界が恋しくて、死ねば帰れるんじゃって考えてた時期もありました。
そんな状態を、ケイトさんが一変させてくれたんです。
最初は無料で料理を提供してくれて、その内にいつの間にか現実にある料理を再現してくれて…
それを食べられることが、2か月後には当たり前になって……
それから音楽や、その類のイベントと…笑える娯楽行事を、次々に出してくれた。
たとえ望まれてなくても、安心できる場所を与えてくれたんです(遠い目&微笑)
そしてレジャーランド!
遊んでてとっても楽しくて、それだけじゃなくって勉強までできるんですから!//」キラキラ
リズベット「確かに!
あれが現れてから特に日常は様変わりしたっていうか、一変したわよね^^」
シリカ「はい!^^」頷