• テキストサイズ

白い流星【ソードアート・オンライン】

第28章 運動会





リズベット「ぐいっ!)あんた大統領でしょ!?一度の失策でへこたれてんじゃないわよ!!
根性みせなさい!それに負けたつもりはないわよ!!?」

胸ぐらを掴むや否や、そう叫んで畳みかけました。


リズベット「奇策を何でもかんでも試して、常識を散々ぶちのめしてきたあんたが
こんなとこで負けて死にそうになってんじゃないわよ!!
それで世界が終わるわけでもないんだから元気出しなさいよバカ!!

そんなあんたに勝っても嬉しくも何ともないわよ!!


大体!私が憧れたあんたはそれで死んで責任取ろうとするようなやわじゃないわ!!

いじめっ子だろうが父親だろうが預かり所の親代わりだろうが、そういった理不尽にでも負けず嫌いだったでしょ!!

頑張って学校に通い続けた!家以外に場所が無くても頑張ってきた!
常に戦って疲れ果ててんでしょうけどね!?


それでも…
それでもあんたは、ここの本物ってのを教えてくれたでしょ!!?

生きる姿勢も、立ち向かおうとする姿勢も、おどけて馬鹿する姿勢も、何でもかんでも全部本物だったじゃない!!
だから…そんなあんただから弟子入りしたのよ?!!

なのに、こんなことで死のうとすんな!!!」涙目

ケイト「…リズ」うるっ


リズベット「死んで責任取れると思ったら大間違いよ?

死んでも責任は消えないし、ましてや悪化するだけよ!
解ったら返事!!」きっ!

ケイト「…ありがとう、リズ」ぽろっ(涙)
リズベット「はい!これでさっきの貸しはなし!」ぱっ←胸ぐらを掴んでいた手を離す

ケイト「他の競技、全力で白組全員をぶちのめす!!」きりっ
リズベット「やれるもんならやってみなさい!受けて立ってやるわ!!」にや

ケイト「…ふふっ^^」くす

リズベット「あ、そろそろ集合時間ね。逃げんじゃないわよ!」ビシッ

ケイト「うん!受けて立つ!」ぐっ!


その言葉を言い終わった後、リズベット達は去って行きました。



先程言っていた貸しというのはおそらく
「ケイトが公平性の為に、あえて放送で全員へ伝えた戦略」の件でしょうね。

白組が一番使いまくっていましたし。


何より、それによって「打開策考案」という点においてより活性化しましたから。


/ 1616ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp