第28章 運動会
クレハ「30セットでよかったですね。これでもう100セットだったら、もう…」遠い目&深々溜息
ケイト「本当にすみませんでした;」土下座&深々お辞儀
クレハ「ごめんで済んだら警察は要りません;」
アスナ「まあまあ。
いずれにしろ、こういう結果になってたと思いますし」
キリト「ああ。
流石にこっちはボスと戦えないような連中が結構多くいるわけだからさ。
アスナの言うように、仕方ない結果だと思う」
クレハ「…まあ、そうですね。
いずれにせよ気付くことでしたが、それを言わなくてもいいです。
それもわざわざ放送で」
ケイト「あい;(しょぼん)
全員に聞こえるようにすれば平等かと…;
そんなに強いボスでもなかったし、取り巻きの数は多かったけど;」涙目
リズベット「よぉし!今度こそは完膚無き勝利だったわよ!
競技の結果、どうだった!?」にこにこ
シリカ「リズベットさん、そんな大声で言うことじゃ…
ってケイトさん!?;」
ケイト「………」ずうううん
リズベット「ちょっ!;そんなにしょげてどうしたのよ!;
って泣いてる!!?;」
ケイト「………」
リズベット「そりゃあんたがあえて全員に教えたからより早く気付けたけど
ヒースクリフだっていたんだから時間の問題だったのよ?」
ケイト「………」
リズベット「ちょっと!聞いてんの?;」
ケイト「………」
リズベット「ダメだこりゃ;」
クレハ「完全に自失していますね。
おそらく自分のせいでこんなにも差が付いたと思っているんでしょう;」
アスナ「ねえリズ」
リズベット「?何?」
アスナ「もしかして…父親からされてた時も、同じ感じだったのかな?
だから、いじめられてた時も余計に『馬鹿にしているのか』って言われたり、格好の獲物だったんだと思う」
リズベット「あー、なるほどね。
今は何とか思考を切り替えようとしている所?
って納得いくわけないでしょ!!」
ええ、本当にその通りですね;
そうして、リズベットの激昂は次々に響き渡りました。