第28章 運動会
最初は100m走
それにはケイトも出る為、一時的に私が実況に入りました。
ケイト「よぉし!頑張ってこう!」
クレハ『ちなみにスキルは使用禁止ですので、皆さん外していますよね?』
ケイト「あったりまえ!」
クレハ『武器のそれも禁止ですよ?光を使うのも禁止ですよ?ちゃんとわかっていますね?』
ケイト「わかっているってば!」
クレハ『あとアイテムの使用も禁止なので案山子や転移結晶の類もダメですよ?ベルトなどのそれもしていませんね?
装備の中にもし隠し持っていたら退場処罰で減点100ポイントになるので、もし持っている人がいるのでしたら必ず今の内にストレージ内に収納しておいて下さいね。
そうでないと参加賞さえももらえませんから』
『おかんか!!!!!!!』
クレハ『失敬な!恋人です!ケイトの』
『ええ!!!?;』どよっ!
それから後、100m走ではケイトが1位を取りました。
参戦人数は1000人とあまりに多い為、予定通り10人ごとに分けて行いました。
ちなみにノーチラスも青組で1位を取ったので喜ばしい限りでした。
ユナ『みんな頑張れぇ~♪』←青組
クレハ『ちゃんとスキルスロットは空にしてますね?』
ユナ『うん!楽しんで応援歌歌ってるよ!b』
なんだかんだ言いつつ、彼女も楽しそうでよかったです。
彼等が入ってから後、フォロー課の『農場の管理』に専念すると言ってきた時は驚きましたが
その護衛に関してもちゃんと動けるようになっており
攻略再開時に250レベル用のそれに無理やり二人共連れて行き、レベルを多大に上げさせたのが功を奏したようです。
フルダイブ不適合から来る『死の恐怖』についてはクリアするまでは動けていませんでしたが、今では発動しておらず安定しています。
攻略組に戻れなくとも、自分にできること(農場の警備)の有用性、
その行動や仕事によって、どれほどの人達を助けているかの自覚、
料理として完成するまでのそれに深く貢献できており、欠かせないものなのだと理解した。
そうして彼と彼女は、結婚を前提として付き合うことになったそうです。
ちなみにユナは今でも路上等のイベントにてライブに出ており
今私達がいる、ここのような大きな球場で
なおかつ大勢の前で歌うという夢が叶ったと、大層喜んでいました。