第28章 運動会
それから最初に行われたのは、体操着を装備した状態に慣れる為
準備運動が始められるのでした。
100レベルの人にとってはデバフ状態になっているので、いつものつもりで動いても違うことになるということです。
子供達も参戦するわけですし、引いては1レベルの人までいるのでそれを考慮してのことです。
そうして開始となる前に、以前から通達していたルールを声に出して説明しました。
ケイト『運動会イベント!
その方式は知っての通り、一つの競技ごとの減点方式です。
各々得意な種目を一つだけ出るでもよし、複数出るでもよし、全部出るでもよし!
全てを得るか、地獄に落ちるかの瀬戸際だ!!野郎ども楽しいかあああ!!!』←マイク使用中
ごぉん!!
クレハ『不適切な発言があったことをお詫びします。
ちゃんと真面目に説明して下さいね』じろり
ケイト『はい;』
『ぷっ』くすくす
ケイト『開始ポイントは100000ポイント、それをどれだけ減らしたり増やしていくか。
最終的には総合ポイントで高い方を優勝組とします。
普通の運動会と違うのは、個人ポイントというものがあることです。
個人個人で出た種目にて得たポイント、それらの総合ポイントが一番高い人にはまた別にMVP賞というものがあり、豪華な懸賞があります。
ただ、個人種目において加点されるのは1位のみで10ポイント、それ以外は全員90ポイント減点となるのでご注意を。
開始ポイントが凄く高いのも、参戦する人数が人数だからです。
なんたって総合9515人もいますからねえ;
ちなみに皆さんお気付きでしょうが、この体操着は皆さんのレベルに差があるので、各々のレベルに従ってバフデバフが施されております。
先程の体操もその状態にならす為のものなので悪しからず。
白組4758人、青組4757人と、白組の方が1人多いですが青組は気合で補いましょう!』
キリト「気合って、ははっ」苦笑
ケイト『久しぶりの現実にある運動会の雰囲気を味わえれば幸いです。
いずれにせよ、ものすんごくシビアな採点なので、気負い過ぎず楽しんでいきましょう!!』
『おおおおおおお!!!』
拳を振り上げる中、皆もまた勢いよく振り上げ
最初の種目が行われることとなりました。