第28章 運動会
ちなみに私達がいるここは東京ドームのようなもので、ケイトが至急作り出したものです。
申し遅れましたが『』は大勢の言葉が重なった時や、マイクなどでの声の時に使用しています。
予めご了承下さい。
それから障害物競走では…
クライン「って待て待てーい!!;アクティブモンスター山だらけだぞぉっ!?;
障害物競走っつってもそりゃねえだろおおおお;限度ってもんがあんだろがよおおお;」必死の形相←必死のパッチで走ってます
ケイト『えー、頑張って下さい。以上』
クライン「コメントみじけえよおおおおおお!!;」汗&半泣
キリト「あっはっはっはっはっはっはっ!^^」
クライン「笑ってる場合かこの状況おおおおお!!!!;」
松野『え~、現在の状況を説明致します。
障害物競走のこちらでは、ちょうど最後の一人になるまで全員モンスター30匹に追い掛け回され続けてる最中です。
もし追い付かれればフルボッコですねえ、皆さん頑張って下さぁ~い♪』←他人事
クライン「実況はいいよな楽でよおおおお;」ぜえぜえ←既に息切れ状態
松野『何を言ってるんですか!実況なめちゃいけませんよ!?
逐一その状況に合わせながら、次々に文章を即興で作ってかないといけないんですからね!?』
クライン「もお、ダメ」ばたっ←足もつれて倒れる
松野『おっとクラインが脱落したあああ!
すかさず警備課が駆け寄って救出ぅ!残念ながら白組-90ポイントだぁ!』
アクティブモンスターについては、予め瞬間移動のトラップで檻へ閉じ込めていたものです。
その檻は『近くに見える人』や『走って逃げる人』から襲う習性を利用して作られています。
前以外の周囲は、檻の外を壁で覆って内側から外が見えないようにし、檻を開ける人もまた見えないような構造になっています。
そして目標となるプレイヤーのみに目がいくよう、前のみの光景が棒の隙間から視界に入るようにしていました。
つまり、追い掛ける対象となる相手方向へさえ向けておれば
檻を開けた瞬間、勝手に対象を追いかけに走ってくれるという感じです。