第28章 運動会
キリト「なんか…不本意ながら約束を取り付けられたんだが?;」
クレハ「大丈夫です。勝てば問題はありませんよ」
アスナ「そうよ!頑張って勝ちに行きましょう!」
ケイト「うん!」ぐっ!
5月23日、復帰した最初の仕事は運動会という名のイベントでした。
無論、運動会自体が全員参加制のイベントとなったわけで
その件については事前に『5月28日に運動会実行』と既に伝えられていたので、問題はありませんでした。
が、23日に全員へ配布されたメンバーの件で文句を言ってくる人もいたわけですが
どちらにとってもうまく言い訳ができるぐらい分かれていた為、その騒ぎが大きくなることはありませんでした。
どちらもいい点がある。それを生かし切れるかどうかにかかっているのですから。
5月25日、どの種目に出るかの登録自体の締め切りの日です。
24日までに種目や内容なども全て決め、どのような点数の取り方をするかまで考えないといけません。
実行委員は基本出ないべきなのかもしれませんが
出て欲しいとの要望があまりに強く、無下にするのもあれなので初めて参戦することになりました。
ケイトにとっては実行役ではなく、参戦すること自体が初めてらしく
今もシャドーボクシングをいきなりし出すぐらいに気合十分です。
今必要な動きだとは思えないのですが…?;
まあ、それは置いておきましょう。
それからあっという間に時は過ぎていき…
2024年5月28日、快晴かつ日本晴れ。
松野『えー。白組実況代表、松野です!
私、松野は白の鳳凰、フォロー課、実況部に配属されています。
そういった実績から、僭越ながら白組の中で実況に推された次第です!
何分不慣れな点はあるでしょうがよろしくどうぞ!お願いします!!』
ケイト『えっと…他の競技にも参戦するぜ!
長い休息から鳳凰の如く復活したケイト、青組実況代表だ!よろしくぅ!!
5月28日本日をもって、運動会イベント開催いいいい!!』
『わあああああああああああああああああああ!!!!!』
運動会の開催が告げられた中、大歓声が響く。
青組と白組の戦いが、こうして幕を開けました。