第27章 休息
ケイト「ねーねー、徹夜ってことはオールって言うんだよね?
一緒に何するの?カラオケ?(キラキラ)
一度やってみたかったんだあ^^」にこにこ
クレハ「…;」汗
その無邪気&無警戒っぷりに一気に毒気を抜かれ、結局…
抱き締め合ってキスをしたまま寝るということにしました。
「それのどこが寝かせないに繋がるの?」と聞かれた時は言葉に詰まりましたが…;
ケイト「ねーねー、オールしよーよー」
クレハ「もうやっていますとも//」
ケイト「恋バナ?」
クレハ「そちらではありません、もう寝なさい//」
ケイト「何でずっと真っ赤なの?」
クレハ「それは…その、察しなさい!//」ぷりぷり
ケイト「????」
そのように会話した後、唇を重ね合わせて抱き締め合った状態になると
ケイトは安心したようで、すーすーと熟睡し始めました。
そういう知識についても教えていかなければいけませんね。
そもそも彼女のその様子から見て、『発情』という言葉とは全くもって無縁でしょうし…//;
初恋の相手だからか発情してしまった自分を恥じながら、無理やり抑えるしかありませんでした//
仕方ないじゃないですか、相手は未経験者だし全くもって知らないのですから!
行為自体は知識として身に付いていたとして、そういう感情自体はまだ身に付けていないようですし//
その落差からか、このような感情を抱いてしまった私が、まるで変なように感じてしまう//
そういう欲を持ってしまったのは何故でしょう。
最初はただ一緒に居るだけでよかったのに、気付けばドキドキが増えていって…
私一人のものにしたいと、独占したくなってしまった。
ケイトが欲しいと、身体が欲してしまった。
ケイト「クレハあ…」むにゃ
クレハ(ちょっとだけ//)
ケイト「ん」
そっとばれないよう胸をまさぐると、くすぐったそうに身をうずめました。
はあっ//
ダメです、このままでは欲情するだけ。
寝ましょう。それが一番の解決策です。
そう思い込んで、私はケイトにすり寄りながら眠ることにしました。
少し残念に感じてしまったのは内緒です//