第4章 攻略組
デスゲームが始まってから数か月が経った頃…
1月に入った新年会で、ケイトがキバオウのプロポーズをきっぱりと断った時(51ページ参照)の翌日
キバオウがコーチを押し付けられた当時(52ページ参照)
本来はアスナがコーチするはずだったらしく、たまたま笑って震える俺を見かけたそうで訝しげな表情を向けられた。
まあ、入り口の近くだったから仕方ない。
それから事態は収束して、ケイトに料理を食べさせてもらってから後で
例の武器を作りにかかるらしい。
数にして1000個もの武器や防具を無償でただひたすらに強化しまくり、鍛冶スキルをコンプしたらしい。
おまけに、お金を取るようになった時には2000コルと格安だった。
ついでで限界を超えて+1おまけしてくれるから、俺の防具は1個が+51、他全てが+50だ。
本人から聞くところによると、ギリギリの線を見極められるようになったらしく、嬉しそうに語っていた。
だが、それ以上すると壊れる時は流石にやらないと決めているらしい。
流石というか、プロ意識が高いというか…なんにせよ、凄い。
純粋にそう思う中
それから案内してもらい、その製作現場を見せてもらったわけだが…
キリト「?スコップ?」
そこには、スコップがあった。
といっても、掬う部分が違っていた。
箱のようなでかい容器が取り付けられていて、炎が効かない材質だった。
その中に、ケイトはストレージから例の金属アイテムを出していき
そのスコップの先にある箱の中へと、次々に入れていった。
なるほど、あのでかさも頷けるといったもので…
108個全てがその中へと収まってから、火の中へといれた。