第4章 攻略組
それを聞いた反応は、それこそ人それぞれだった。
能天気とかKYなどと言ってる人達は、そのケイトを批判する口を固く閉ざし
あるものは嘘だとのたまい、よく知るものは態度からある程度察していたり…
ケイトと縁の深い人は、表情に暗い陰りを落としていた。
何か力になれればと思いつつも、それに聞くまで気付けなかったことへの負い目からか……
が、本人は至って全く気にしていなかった。
ケイト「それよりももうすぐで鍛冶スキルを会得できるんだ!//」キラキラ
そう息巻いて、必死に《武器防具強化》スキルを鍛え上げていた。
本当なら《武器強化》スキルなのだが、防具にも必死に使っていた所、派生してつくようになったらしい。
ちなみに《片手武器製作》がコンプした時にも似たような現象が起き、《防具製作》と一つのスキルスロット《武器防具製作》となったそうだ。
他の人達は武器は武器、防具は防具って分かれているから、そこまで辿り着かなかったんだろうな。
武器の製作については、念のために鍛冶スキルをコンプしてからするそうだ。
セリオン防具一式を作った時に手に入れた金属類を未だに持ち歩いていて、108個も全てつぎ込んで一つの武器にするらしい。
無論、普通の武器は素材とする金属一つに付き、1本生み出される。
だから決まって、どうやって作るのか凄く興味が湧いた。
キリト「あの、さ…
その時、邪魔じゃないなら見学してもいいかな?」
ケイト「OK!b」びしっ!
即答!?;
申し込んだら、難無くOKしてくれた。笑いながら。
ケイト「そんな申し訳なさそうに言わないでいいんだよ?
ビシバシ来い!^^b」
ばんばん!
肩を叩きながら、親指を向けて言ってくれた。
それが、どこか心地よく感じて、「ありがとう」と笑いながら言った。
すると決まって、「どう致しまして!気にすんな^^//」嬉しそうに赤らめながら満面の笑みを浮かべた。