第26章 攻略再開
無気力状態に陥ってから3日ほど経った後
ウィークリーアルゴを見てか、アスナ達が駆けつけました。
早い話がケイトに頼り過ぎた結果に伴う過労
一人きりで多種多様な仕事や対応を背負い続けた結果、倒れ伏した。
本来なら薬と休息を入れるべきですが、ここには薬がないことから休息を。
周囲のサポートが不十分であり、頼れば大丈夫との認識やケイトならできるとの過信が仇となり
その調子やペース、配分量があからさまに不適切などといったことに目を向けられなかったことから
過労に繋がったのだろうと考察。
また、飲まず食わず寝ずなどといった環境から立ち直らせる為に
普通の生活というものを1か月近くに渡って続けることが提案されました。
誰とも接触も連絡もせず療養する時期としたわけなのですが…
先程言ったように、アスナ達が心配して駆けつけました。
ウィークリーアルゴに書かれた内容は以下の通り。
『ケイトが過労により昏倒』
『13日間の激務をここに記す』
『睡眠時間、飲食時間、皆無。寝ず飲まず食わず、全ての時間が職務時間』
『3日間意識不明の重体、意識を取り戻すも再び昏睡状態に』
『心身共々疲れ切っていたことに伴い、脳が強制的にシャットダウンか?』
等々と、書き連ねられた記述を読み上げていく内
それらは全て、読んでいて心配になるような内容しかありませんでした。
その結果、アスナ達が見舞いに来たとのことでした。
『顔を見せて欲しい』とのお願いもありましたが…
本人自体は意気消沈そのもので、気力が全くないことから
余計なこと、特に仕事の件は言わないという条件を厳守するよう言い聞かせてから、ケイトとの面会を了承しました。
そういったことから、『攻略は2か月ほど後から』と遅れることになりました。