第26章 攻略再開
ケイト「私なんて…最初からいなければって…
どうしたって、消えてくれないんだ」涙
ボロボロと涙を流すそれに、理解されない苦しみを感じた。
ケイト「嘘だって、陰で言われてた。友達じゃなくて他の人にさ。
「霊感って言われたら信じる?」「電波?」とかって…
でも苦しいのはちゃんと理解してくれてたみたいで、話すの手伝ってくれて……
でもさ…なんか、余計な手間取らせたみたいで辛いんだ。
友達って言ったって、どこまで立ち入っていいかもわかんない。
距離感も解んなくって、でも助かってて、何かお返ししたいけどどうしたらいいかもわかんなくなって。
こういうとこ、鬱陶しいとか…人に気を使い過ぎって言われるけど……
やっぱ、そう感じちゃうのが自分だから…そこだけは習慣だったからか、余計変えられなくって」
クレハ「要するに…今あなたの中にある感情はぐじゃぐじゃだと」
ケイト「うん;」ぐすっ
クレハ「そういう時は無理をせず」
ケイト「ごめん、感情の捌け口みたいになってる;
やっぱり死んでた方が」
ごんっ
クレハ「殴りますよ?」
ケイト「もう殴られてます;チョップで;」
クレハ「吐き出しなさいと言っているんです。
それで死にたいと言い出される方がしんどいし辛いです」
ケイト「……それでぼろぼろになったら?」
クレハ「言うまでもなく辛いに決まっているでしょう!!!?」
ケイト「どうせ心配かけるなら、一回だけの方が
クレハ「それがでか過ぎると言っているんです」
ケイト「そんなこと…いわれ…たっ…て…」くらあっ
クレハ「!ケイト?」
ばたっ
クレハ「ケイト!!ケイト!!?」
急にめまいがしたかのように斜め右方向へふらつき
そのまま倒れた。
星空が綺麗だと寝る前に呟いていた時の目の輝きが嘘のように消え去り
意識ごと暗影へと吸い込まれたようにも見えた。