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白い流星【ソードアート・オンライン】

第26章 攻略再開





そんな時、意見を出す人が現れました。


キリト「ちょっと待ってくれ。そんなことしたら街の人たちが…」

アスナ「それが狙いよ。ボスがNPCを殺している間に攻撃」

キリト「NPCは岩や木みたいなオブジェクトとは違う!彼らは…」

アスナ「生きているとでも?」

キリト「…」

アスナ「あれは単なるオブジェクトよ。
例え殺されてもまたリポップするのだから」

キリト「俺はその考えには従えない」

アスナ「今回の作戦は私、白の鳳凰攻略課副団長アスナが指揮をとることになっています。
私の言うことには従ってもらいます」


バチバチと火花を散らす二人の間に入っていくような命知らずな者はおらず

今回の件はアスナへ任せてみようとした当のケイトは腕組みをしたままでした。


ですが、それで決まりと話が纏まりかけた時

ケイトが今になって静かに挙手しました。



アスナ「?」

ケイト「提案だ。それだったら私が囮をするよ。

逆にそんな風にけしかけるみたいにやって勝っても嬉しくないし、何より…
人が消えていくのを見て、それに慣れるのを良いとは私は思わない。


確かにNPCは生きているとは言い難い、与えられた役割を為す。

その為のAIのようなもので、先程言ったように消えてもまたリポップされる。

一度消えれば戻らない自分達とは違う。


でも…人は死んで消えていく時、欠片となって消える。
それはNPCもプレイヤーも同じことだ。

これは個人的な意見だが、私はそれを見ることに慣れて欲しくない」

真剣な表情で、鋭い眼光に誰も何も言い返せなかった。



ケイト「それにさ…(俯)

逆にされたら嫌じゃん。
痛いのだって嫌だし、苦しいのなんてもっと嫌だろ?

私は、それを味わうのが少しでも減れば嬉しい(微笑)


だから私がその分まで背負う!

私のAGIなら余裕で全回避可能だ!光もあるしねb

村人を囮にするぐらいなら、私を生かしてみろ」にや


アスナ「…わかったわ。くれぐれも無茶しないでね」

ケイト「おう!」

クレハ「大丈夫です。私が見張っていますので」ギンッ


アスナ「くす)頼りにしています^^」

ケイト「信頼してないの?;」

クレハ「ええ。目を離すとすぐ無茶しかしませんから」

『違いない』苦笑

そうして皆が意気投合した直後、異変が起こりました。


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