第25章 花見
~おまけ・続~
・集めた情報
iPS細胞は、2006年に京都大学の山中教授らのグループが初めて作った「多能性幹細胞」。
皮膚や血液の細胞をもとに、体のほぼすべての部分の細胞を作り出すことができるもので、再生医療の実現のために重要な役割を果たすと期待されている。
2014年9月には、神戸市にある先端医療センター病院で、世界で初めてiPS細胞から作られた組織を目の難病「加齢黄斑変性」の患者の網膜に移植する手術が行われた。
これまでに、安全性の問題は確認されていないという。
この手術では患者本人の皮膚からiPS細胞を作製し、網膜細胞に変化させたシートを移植した。
2022年の時点では実に8年もの時が流れていますが、果たして実用化されているかどうか…
当時、私が知っていた再生医療では指が欠損した患者などに実用化されており
自分の皮膚という細胞からiPS細胞を作り、指の組織自体を作り出して移植していた。
神経同士も縫合で繋げることが成功している為、理論上は可能。
それらもまた『治験』が携わっていて
それで問題がないと立証されたことから、『再生医療』として実用化され
2022年では普通の治療となっていました。
2024年4月5日において、グレイクから伝えられた情報と私達で集めた情報によると
2022年10月下旬には日本で同性婚が認められており
実用化に問題がないか、ひいては悪影響がないかの確認の為『治験』として行うという状態でストップしていました。
現時点ではどうなのかまでは解ってはいない。
その為、6日の花見の時に言い出せないままでした。
そんな時思い付いたのがヒースクリフに尋ねることです。
他とは違うし、外の情報集めについても問題なく行えるはずでしょうから…
そして集めてもらった結果、日本で同性婚が認められていることと
同性婚の間に『子供を作ること』が、既に『不妊治療』として実用化されていることが解りました。
2024年4月9日、北の森へケイトと共に行った折
唯一SAOにて同性婚ができる場所ということで運命を感じました。
といっても、あまりの間の良さにヒースクリフが思い浮かび
それだけでなくケイトに確認を取ってない為、複雑な想いばかりに苛まれましたが…
事なきを得て本当によかったです。