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白い流星【ソードアート・オンライン】

第25章 花見





『ケイトと同じレベルまで…あと少し!!』

倒した後の私の感想は、その言葉に尽きました。


ケイトのレベル自体、150レベルから210レベルに。

私のレベルは147レベルから208レベルに。

三人のレベルは、115レベルから185レベルにまで上り詰めていました。



どうやら、その名の通り与えるのは経験値の方が多めのようですね。


ボスの倒される描写も他とは変わっており

感謝を示すかのように頭を下げて土の中へと消えていき

アイテムやコルが一切ない代わりに、とんでもない経験値を与える仕様となっているようでした。



キリト「とんでもなく美味しいクエストだな…これ」

ケイト「クレハ、あんな無茶はやめてよ;
心臓縮んだよ;寿命も縮んだよ;真っ青になったよ;」ぎゅう

クレハ「すみません。そうすればより効率的に倒せるかと思いまして;」←悪気なくやった人

ケイト「内側に木の棘で突き刺されたらどうしようかと思ったよ;死ぬほど心配したよ;
HPバー見えてるから全部弾いたんだって解ってたけど怖かった;」

クレハ「…心配かけてすみま…いえ、ありがとうございます」なでなで

そう泣きそうな声を出して震えながら抱き締め続けてくるケイトに

私はひたすらに感謝の旨を述べ、その震える背を撫で続けました。


確かに、感謝すべきなのかもしれませんね。

その心を忘れてはいけない、その戒めも込めてのことだったのでしょう。



そう思いを馳せる中、クライン達は大騒ぎしていました。



クライン「おいおい、こんなに爆上がりって…あと何回か受けたら250いけんじゃね!?」キラキラ

キリト「いや、エルフからの報酬も気になるな」にや&キラン

アスナ「そうね!早く交差地点、桜の方へ行きましょう!」キラキラ

意気揚々と盛り上がっており、勝利の余韻に浸り切っていました。


レベルが著しく跳ね上がったことで興奮しているようですね。


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