第25章 花見
クライン「グラシアスって感謝って意味だよな!?;」
キリト「ああ、そのはずだが…;」
アスナ「森全体がモンスターだったってこと!!?;」
そう、その言葉通り…
今まで歩いてようやく見つけた道が尻尾、他全体が身体でした。
そしてこのボスの向こうには、何やら淡紅色の花弁が見えました。
ケイト「これ倒せば桜だ!!踏ん張るぞおおお!」
『おお!!』
そして各々に近い人の手を取りました。
ケイト「クライン、キリト!」
二人『おう!』
クレハ「アスナ!」
アスナ「ええ!」
ケイト&クレハ『光!』
そうして戦いは始まる。
木の棘を投擲武器として使い、ツルをうねらせて鞭のように攻撃
防御は土を巻き上げて足場ごと叩き上げる。
とんでもなく高威力の、無数の攻撃パターンに加え
防御パターンもまた非常に迅速で、一切攻撃を寄せ付けないほどの壁っぷり。
どう攻め立てて倒すか、攻めあぐねていました。
ケイトが常に気を引くように激しく攻め立てていたとしても
上下前後左右、45度差で一つ一つに目があることから視野が非常に広く
私達から目を離すことはありませんでした。
さて、どう攻略したものか…
キリト「ケイト!」
その瞬間、ケイトが左足を土で捕まれて宙ぶらりんになっていた。
クライン「おらぁ!!」
その直後に居合いで斬り裂きましたが、その空中に上がった瞬間をツルの鞭で狙われました。
それを止める為に、キリトとアスナが下から上へと跳ね上げるようツルへ攻撃して弾き
私はボスを打開する為に一度ボスの口から内部へと入り込み、内側から攻撃をし続けました。
光の連続使用しながらのソードスキルで、1500回ほど。
そしてケイトもまた、外側から全く同じスキルで1500ほど攻撃しており
その絶え間ない連撃を防ごうと身体をうねらせている隙に
キリトとアスナとクラインもまた連続で攻撃し続けました。
その間、ケイトが常に三人へ光を付与しつつもやり続けたお陰で
ようやくクリアへと導かれました。