第25章 花見
ギャーギャーギャー
そのあるらしい場所はとても薄暗く
どこからか薄気味悪い鳥の鳴き声が響くばかりでした;
その外見はまさに、樹海の森…;
クライン「ここが桜があるって迷宮(ダンジョン)か?」汗←声引きつってる人
キリト「如何にも森の奥って感じだな」曇り顔
アスナ「なんか不気味…;」
ケイト「怖いよね…;」
クレハ「ええ;」
口々に見た感想を率直に述べる中、注意深く入って行くことになりました。
そしてモンスターに遭遇することなく進んでいった結果…
フォレストエルフに出会いました。
ケイト「むっ。キズメルの宿敵めええええ!」
『違う違う!;外見からして全然無関係!!!;』
突如抜刀して暴れ出すケイトに、クラインとキリトとアスナは必死に押さえかかりました。
ケイト「がるるるるるる」
クレハ「落ち着きなさい。
別のクエストなのだから無関係です」
ケイト「うううううっ!!」
クライン「まだ唸ってるぜ?;」
クレハ「…はあ;
仕方ありませんね。最終手段です」キラン
キリト「?どんな方法を使うんだ?」
クレハ「これだけは使いたくありませんでした」俯&拳握
アスナ「もしかして奇策?殴り飛ばすの?」
クレハ「いいえ」
すたすた(クラインへ歩み寄る)
クライン「?なんだよ?」汗
クレハ「クライン…キスして下さい!」きっぱり
キリト&アスナ&クライン『えええええええええええええええ!!!!!??;』
クライン「いや、そりゃお前みたいな美人相手にキスできたら俺も光栄だけどよお//」てれてれ&あわあわ
クレハ「何を勘違いしているんですか?ケイトにです」じと目
『………ああ!』ぽんっ!
納得するまでたっぷり9秒を要した間にケイトはエルフへと武器を振りかかっていました。
ケイト「覚悟おおおおおお!!!」
クレハ「光!」
しゅんっ!!
斬りかかるケイトを光を使って光速で押さえ込む中
クラインに促してケイトへキスをしてもらうと…予想通りの結果となりました。
ケイト「…!!!!!////////」ぼんっ!!!!
その瞬間、エルフへの怒りは別次元の彼方へと放り出されたような光景が見えました。
うまくいったようで何よりです。
ですがあのような勘違いは今後二度と皆無にして欲しいですね。