第24章 誕生日とエイプリルフール
「それでまた睨まれたらこっちは堪ったもんじゃねえんだぞ!?;」
「そうだっての!あまつさえ殺せコールされたの初だったんだぞ!?」
ケイト「あんな一体感、そうは味わえないよね;
いじめられてた時もそうだったしさああ;」ぐすぐす
「だから悪かったって!!;」
「お前しつこい!!;」
ケイト「しつこくてごめんなさい;」しくしく
涙ながらに終いには土下座を敢行するケイトに
私もいじめっ子達も唖然とするばかりでした。
「本当はいい奴なのに…
あーもう!
ちゃんと話してくれねえから誤解されるんだよ!!」
ケイト「だから育った環境って言ってたでしょ!!?;」
「あの時は本物だなんて誰も思わねえっつうの!あざねえし!」
ケイト「作ったら殺されかけるんだから当然じゃんか!!;
作らないようにしなきゃもっとひどい目遭わせられるんだからね!!!?;;」
「だからそれもちゃんと言えよ!!?;
『殺されかけてるから助けて』、『これ以上は出来ないよ、助けて』で分かるかあああ!!!」
ケイト「ちゃんと話を最後まで聞いてよバカ!!;」
「そこで馬鹿呼ばわりすんなよ!!;お前余裕出てきたな!;」
「いや、でも確かにちゃんと聞かなかったのはこっちだしなあ;」腕組
クレハ「話は済みましたか?」
『ビクッ!!)…;』
「これはその違うんだ。ワザと泣かせたわけじゃ」
クレハ「わかっていますとも(溜息&腕組)
おおよそ彼女のことだから、ごめんと謝る内に泣いてしまったんでしょう?」
ケイト&彼等『大正解』
クレハ「ならばそれを責めるつもりはありません」
そう言い切った後
私は最後に、自分の心に巣食うその件に対する怒りを伝えました。
何とかして、押さえ切る為にも
この沸き上がり続けてくる激情とも言える怒りを整理する為にも…