第24章 誕生日とエイプリルフール
クレハ「この世界に生まれてきてくれて、私に出会ってくれて…
たくさん、救ってくれて…
本当に、ありがとうございます^^」涙
この涙はきっと、嬉し涙。
でもそれは、あなたもまた同じことを抱いていることも知っている。
それでも私は、言いたかった。
そんなあなたが、私は大好きだから…
『会えてよかった』と何度も言ってくれる、幸せを何度でも願ってくれるケイトだからこそ……
光のような存在だった。
共に過ごしていて、とても楽しくあれた。
これ以上ないほどに、心地よく想えた。
あなたの存在が、大切なものなのだと伝えたかった。
欠かせてはいけないほどに、無くてはいけないものなのだと…
そう想いを込めながら、心からケイトのことを想いながら
私はしっかりと、ケイトを抱き締めました……
その上からキリトとアスナもまた、私ごとケイトを強く強く抱き締めた。
それにケイトは涙ぐみながら
ケイト「大好きだ!!」
私達へと向き直りつつ、そう叫びながらしっかりと抱き締めてきました。
ケイト「ずっとずっと…本当は、欲しかったんだ。
いつも、夢見てた。
いつの間にか、諦めてた。
そして気付いたら、忘れてたんだっ;;」震
アスナ「うん;知ってるよっ?」涙&微笑&頷
ケイト「心から、信じたかった。
自分も、信じてあげたかった。
でも、周囲が違うって、そんな存在じゃないって;;
何度も何度も言ってくるし、何度も何度も蹴られて殴られて、そんなことないんだって;;
自分なんて、いない方がよかったんだって;;;ひっく」ぼろぼろ
キリト「ああ、わかってる;」涙&微笑&なでなで
ケイト「ずっと…こんな、人達に…あえだらって;;;」
クレハ「ええ。居ますとも(微笑)
これからはずっと、隣に居ます。
決して、嫌だと言い出して離れていこうが、離しませんからっ」涙
そう言いながら、私達は抱き締める腕を離さずにいた。
しっかりとケイトを抱き締めながら、決して離すまいと態度に示し続けていました。