第23章 イベント行事
ケイト「どう行動してくるか、どう攻撃してくるか。
それを決めつけてかかっていればその時点でもろに食らって死に至る。
相手の選択肢が少なくて、それがあっていれば別だがな。
私の場合、何度も殺されかけてきたから、殴られたり傷付けられたりで
予測不能のそれらに対して、あざを作っちゃいけないって無理難題押し付けられてきたから…
だから余計、相手の動きは決めつけてかからないようにしている。
私が見ているのは…
僅かな筋肉の収縮、目の動き、息遣い、身体全体の微動、その全部を同時に見て判断している
はっきり言うと、その予測が予見へと変わって確実と近付かせるのは『経験』だ」
キリト「経験…」
アスナ「1年じゃ足りてないってことよね…」
ケイト「ああ。
私の場合…有無も言わせず『20年』以上ぶっ続けだった。
だからこそ、あれほどに対応ができる。
いつどこを殴られるかわからない。あざを作れば怒られる。殴っている立場のくせに、だ。
そうしてストレス発散も含めて殴られ続けていく内…
相手の動きが遅く感じるようになってくる。早い話が動きのスピードに対する慣れだ。
その動体視力を身に付けた後は、別のことへ向けた。
避ければもっとひどくなるからな。
当たりながらも『あざ』を作らず、なおかつ相手に気持ちよく殴ったと感じさせる技術。
生きていく為には、それがどうしても必要だった。
固定観念を抱いたまま…それは、視野を狭めるのと同じ行為だ。
でもって、そういう奴ほど真っ先に死ぬ。
相手は、自分の思ったように行動なんてしないし、相手が自分なりに考えたものだ。
でもって相手は自分とは違う知識、環境、学びがある。個人さって奴だ。
たとえばクレハは1500年続く古武術を受け継ぐ達人だ。
でもって私は、何度も何度も毎日殺されかけ続けた毎日を生き抜いた、身体の使い方と効率的な倒し方を身に付けた猛者だ」
言われていて嬉しくも感じましたが
やはり、戦闘経験やその鍛練が非常に大事という点の話なのでしょうね。