第23章 イベント行事
その想いを自然と湧き上がる嬉し涙と共に口に紡ぎながら伝えると、ケイトはもっと泣きじゃくっていった。
クレハ「そのように見てくれる人など、日本人の中ではいなかったから。
だから、余計に嬉しかった^^//(涙)
他の人と違う所、同じでなければいけないこと、そういったことから差別ばかり受けてきました。
この容姿から、風貌から、憂き目にばかり遭ってきた。誰もそれをおかしいなど思いもしなかった。
そのような目に遭って当然だと、違うのだから悪いんだと。
目につくから悪いのだと…思ったことを言っただけなのだと……
それでも、あなたは違った。
私の本質と、見て欲しい所と、ちゃんと向かい合ってくれた。
そんなあなただから、私は惹かれたのです。
今までに会ったことがない、たった一人の人だったから^^」涙
気付けば、涙を流していた。
あの当時の想い(500ページ参照)が、胸の中で渦巻いていた。
掛け替えのない友だと、愛すべき人だと、その想いは訴えかけていた。
ケイト「うっ;でも恩を返せてる気がしなくってぇ;;
どうしても負担や迷惑の方が多いし、とばっちりだって多いじゃんか;」ぐすぐす
クレハ「構いません」きっぱり
ケイト「そっちが構わなくってもこっちが構うよ;;」
クレハ「たとえ共に居て、怒ったり喧嘩をしたとしても、私はそれで距離を置こうとはしません。
だって…あなたと私は、互いへ『命を懸けた仲』でしょう?
私はあなたのことを憂いて滅神へ飛び込んで死に掛けた。
あなたは私のことを憂いてHPが1のままでも止める為に修業に付き合ってくれた。圏外で死ぬかもしれないというのに拘らず。
そんなことで嫌いになるなど、あり得ません。
もしたとえ嫌いになったとしても、その一部だけであって、あなたの全てではありません。
だから…そんな風に言わないで。
あなたと共に居れることが、私は本当に嬉しい(だきっ)
願わくば…
私は、あなたと…もっと笑って生きていたい^^」
そう笑いながら抱き締めて言うと、ケイトは涙をぼろぼろと零した。