第23章 イベント行事
それから5分後、プレイヤーの全員が鬼側と退治人側に別れました。
鬼側はスピード寄りのAGI型、
退治人側でも両方を極めた人もまたいましたが、パワー寄りの人も多くいました。
一つ不思議だったのは、鬼側にSTR型のタンクがいたことです。
ただ、ケイトはその意図がわかっているようで楽しそうに笑っていました。
ケイト「武器で豆を攻撃して防ぐのがありなら、盾で豆を防ぐのもあり。
よくわかっているじゃないか」にや
クレハ「ああ。なるほど」納得
ケイト「鎧もまた身体の一部とするが、他は違う。
参加プレイヤー全員へ配られた、『ルール規定』の内容をちゃんと理解した上での戦略だろうな^^♪」にこにこ
クレハ「くす)…楽しくなりそうですね」
ケイト「ああ!」にっこり
楽しそうで何よりです//←心底嬉しそう
ちなみに私とケイトは参戦はしません。
光を使える為、光速で動ければ確実に優勝する以外の結果が見えないからです。
その為、私達は今回開催者として違反者がいないかを管理することとなっています。
無論、その違反行為とは先程例に挙げた『プレイヤーへの石投げ攻撃』等です。
ケイト「では、本時刻1時45分をもって集計は終わり!!
初期ポイントは全員0ポイントのまま!各々自由に散るがいい!!
子供達も参戦するが、差別はすんなよ!!?」
『おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!』
ちなみに、以前説明した『教会にいる子供達』もまた参戦します。
それから全員が走って移動していました。
ケイト「この移動には転移結晶使ってもいいぞおおおお!!
開始となる2時から5時までは使っちゃダメだからなあああ!!」
『おおお!!』
その言葉を皮切りに、各々凄まじい勢いで転移していき
全員が各階層へと、転移結晶にて散らばっていきました。
こうして…
サバイバルゲームならぬ、サバイバル豆まきが始まりました。