第4章 攻略組
アスナ「チキンナゲットに、照り焼きハンバーガー」ぐすん
キリト「え?;(マック?」
涙を人差し指で拭いながら、ポツリとつぶやいた言葉に疑問が浮かぶ中
それは次々に続いていった。
アスナ「シェイクにポテトにきつねうどんにステーキにハラミにカルビにロースにケーキにモンブランにチョコに寿司にウナギにカニに」
キリト「マック?和風?焼肉?デザート?
って待て待て!;)
そんなに一人で食べるのか?;」
アスナ「種類の話よ!!;」きっ!
何で涙ながらに睨まれないといけないんだ?;
一番のツッコミ所を言うと、涙を流しながら睨まれた。
何故?;
「から揚げもだよ!」
キリト「!フライドポテトもか!?」
「ああ!」
聞くところによると…
現実で食べれるもの、全種類が食べれるようになったらしい。
アスナ「はっ!)キリト君…
前にチャーシューあげたでしょ!?代わって!」
キリト「え!?;
そっちの利益がでかすぎるだろ!!;」
アスナ「そう…ダメなのね。
楽しみに待ってたのに;(うるっ)
毎日楽しみに待ってて…よりによって、肝心な時に寝過ごすなんて……;
わあああああああああああああああああ;;;」
うきうき気分で待ってたらしいが、だからこその悲観のようで…
アスナのその泣き崩れる様に、俺はおろおろするばかりだった。
キリト(渡した方がいいのか?でもやっぱり俺も食べたい。
渡したいけど渡せない!;
震える手が渡すことを拒絶している!!;)
整理券の紙を渡そうとした瞬間
俺の身体は突如として拒否反応を起こしたかのように
紙を持つ手は身体ごと震え、目に涙が浮かぶほどだった。