第4章 攻略組
ケイト「おーい、そろそろ…」
ディアベル「あ…えっと…;」おろおろ
ケイト「………」
ぽんっ!(手を打つ)
ケイト「あ!
アスナー、ちょうどいいところに来た!(手を振る)
手が足りないんだ。手伝ってよ!
残った食材でお前が食べたい料理、何でも作るからさ!
一緒に食べよーっ!^^」
アスナ「ぱああ)本当に!?いいの?」
先程まで泣いていたのが嘘みたいに笑顔になった。
その表情は明るく、先程までの絶望し切っていた顔とは全く違っていて
まったくもって、似ても似つかないほどだった。
ケイト「うん。むしろこっちから頼んでるんだから、頼むよ」
アスナ「はい!!^^(涙)
ありがとう!!!!」ぎゅううう
嬉しそうに涙ながらに抱き付いた。
キリト(まあ…三ツ星レストラン並みにうまいからな)
アスナ「…(睨」きっ!
そう思う中、アスナから涙目ながらに睨まれたが知らない。俺は知らないぞ;
そう思う中…
罪悪感がひしひしと詰め寄り、次第に重くなっていったわけで……;
キリト「…すみませんでした;」土下座
アスナ「…よろしい!」微笑
お許しをもらえた所で、俺としても気負いがなくなった。
だが、チャーシューの礼はまた別の形で渡そうと思い至った。
ケイト「ようこそいらっしゃいました!
現実世界の料理を全て復元記念!
先着1500名まで、無料配布!材料持ち込みナシで結構!
おかわり自由となっています!ご堪能あれ!!」
『わああああああああああああああああああああ!!!!』
キリト「マジでか!!?;全部!?」汗
あっぶねえ;
情報入ってないとはいえ、危うくこの好機を逃すところだったってことか!?;
アスナが号泣した理由が、今分かった。
全種類というのは、つまりを言うと…
その言葉通り、現実世界に実在する料理の全てという意味だった。
そして……文字通り、たらふく食べた。
おまけに、夜に宿で食べたいものまでお持ち帰りさせてもらった。